私は神話が好きなので、仕事のことを考えたくないときなどは
しばしばスマホで神々の世界に旅立つ
その時の気分によって、調べる神話は違うのだけど
6月はギリシア神話に手が向く
6月といえばジューンブライド
なぜ、こんな梅雨のジメジメしているときの結婚がもてはやされるのだろうか
結婚式は『晴れた日』を想定してやるんじゃないのか?
式前日に対応力のないオジサンは、天気予報にため息をつきながら口ずさむ
『雨ふって地固まるといいまして・・・。なんとか天気も持ちまして・・・。一転さした晴れ間が2人の門出を・・・雨降って・・・』
西洋の6月は気候が良いのかしら。それとも梅雨のシーズンは結婚式場が困るから『バレンタインデー』的にジューンブライドというキャンペーンを作ったのかしら。このジメジメに。ベタベタに。
そんな疑問にギリシア神話
全知全能の神ゼウス様、その奥さまのヘラ。彼女は結婚の神様
ヘラの別の呼び方はジュノー。6月の神Juneとして呼ばれる。
したがって6月に結婚すると、ヘラの恩恵を預かって幸せになれるのだと。
何千年も前からある神話が、現代にしっかり足跡を残してる
ギリシア神話が原器のお話が、世界には沢山
知れば知るほど面白い
全然話は変わるけど、5000円札の肖像が変わるらしいね
樋口一葉さんは引退か。
樋口さんが採用されたときは、誰それ?状態だったな。
彼女はお金持ちの家に生まれて、17歳のとき極貧になる。
そして恋愛はことごとく引き裂かれ、24歳の若さで結核に倒れる。
『たけくらべ』は凄まじい小説だった
吉原の人気花魁を姉に持つ『ミドリ』は14歳
やがて花魁になる運命を知らない、快活で人気のある女の子
町の大人は人気花魁であるミドリの姉に好かれるために『ミドリ』に小遣いをくれる
そして『いつかミドリも遊郭にあがる、楽しみだなぁ』という下品な視線を受けながら過ごす
子供の教育にとって最悪の環境
そのミドリが仄かに思いを寄せる男性が
寺の息子『信如』15歳
信如もミドリに惹かれているが、話しているところを心ない人々に囃される。
『おや、寺の息子が遊女の妹と遊んでいるぞ』と
気持ちとは裏腹に、ミドリに対して冷たい態度をとり続けてしまう
2人は互いに魅せられながら、素直になることができず。絶交となる
ある日、ミドリは自分がどういう仕事をしなければならないかを知る
悲しみの中、髪を整え、身なりを相応に整える
大人になることを呪うミドリ
どうして大人にならなければならないのか、半年前まではあんなに楽しかったのに
どうして今は、こんなに苦しいのか
嫌だ、大人になんてなりたくない
みるみる塞ぎ込み、元の快活さが嘘のようにしぼんでいくミドリ
そんなある日。ミドリの部屋に一輪の水仙の造花が投げ込まれる
一体だれが、この花を?
不思議に思うミドリだが、何故か花を見ていると心が安らぐ。
一輪挿しに飾り、花を見つめる。
その後、風の頼りに
信如が仏門の修行に入ったことを聞く。
出家した日は、水仙が投げ込まれた日の翌日だったとのこと
なんとも切ないお話。
樋口さんの人生ダイジェストを知ってから読むと、さらに切ない。
仏道と遊郭
吉原に育つ子ども達
それぞれに与えられる、『選べない大人の道』
仏道と遊郭
吉原に育つ子ども達
それぞれに与えられる、『選べない大人の道』
しかし。何故に水仙?
そんな疑問にギリシア神話!
パパパパーン
パパパパーン
ナルキッソス!
ナルキッソスはメッチャイケメン!
もうね。森の精霊から超人気。
いろんな精霊が恋におちて告白するんだけど
ナルキッソス『僕に君は相応しくないね』
そんな感じで、袖にしまくる
ある日、いつものように
精霊『ナルキッソス。あたしと結婚してー!!!』
ナルキッソス『は?ダメだよ、お前じゃ』
振られた精霊は逆恨み
神様に祈ります
精霊『くっそー神様。どうかあの、クソ野郎にも、身が焦げるような恋を。絶対に叶わない恋の辛さを味わわせてやってください!!!!』
神様『よっしゃ。その願い叶えたるで。ナルキッソス呪っといたでー』
ギリシア神話の何が良いって、神々が本当にメチャクチャでね。もうね、自分の思うがママに世界を混乱させまくるの。
(例1)
くっそーまたゼウス浮気した。でもゼウスは偉い神だから呪えないなぁ → よっしゃ、その浮気相手の身ごもった子供を呪ったろ。
(例2)
私の方が美の神よりも美しい、おっと口が滑った → なんじゃと?聞いてたぞ!生意気な!呪ったろ
もはや『八つ当たり』か『いちゃもん』か
(例1)
くっそーまたゼウス浮気した。でもゼウスは偉い神だから呪えないなぁ → よっしゃ、その浮気相手の身ごもった子供を呪ったろ。
(例2)
私の方が美の神よりも美しい、おっと口が滑った → なんじゃと?聞いてたぞ!生意気な!呪ったろ
もはや『八つ当たり』か『いちゃもん』か
とにかく呪われたナルキッソス
川で水に映り込む自分の姿に『あきたこまち』
ナルキッソス『オーマイガー。ねえ。君と抱き合いたい。ねえ、どうして君は僕のところに来てくれないんだい? ねえ、もう、君から目が離せない』
そんな感じで水辺から離れられなくなり、やがて衰弱して死んでしまう。
ナルキッソスが死んだ場所に死体は無く。一輪の水仙が咲いておりました。
水仙の花言葉は『叶わぬ恋』
英語名をナルシスと申します
『女には、生まれつき筋をつらぬく面がある。
男よりずっとしっかりしているよ』
〜岡本太郎〜
〜岡本太郎〜
『何を考えているにせよ、最後まで見ることだ。殆どの場合、神は人間に幸福をちらりと見せた後、奈落に突き落とすものだ』
〜ヘロドトス〜
『利欲にはしれる浮き世の人あさましく、厭わしく、これゆえにかく狂えるかと見れば、金銀はほとんど塵芥の様にぞ覚えし』
〜樋口一葉〜
『人は常に過去から学んできた』
〜アルキメデス〜
『恋とは尊くあさましく無残なもの也』
〜樋口一葉〜
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