ゴッホが来る
私が住んでいる県の、県庁所在地に来る
医局で『ゴッホ展』のポスターを見て以来、ずっと心にゴッホが住み着いていて
もう私の頭の中は『ゴッホゴッホ』とタミフルを待つインフルエンザ患者のように咳き込んでいる。ちなみにタミフルなんて、もう3年は処方していない
ゴッホ
ゴッホって凄い
なにせゴッホである。
コンコンでもなく
ゲホゲホでもなく
エヘンでもオッホンなく
ゴッホ
コンコンはまだ駆け出しといった感じ。研修医。日々の雑用をこなしながら、油揚げを狙うキツネの様に虎視眈々と先輩の仕事を見つめる
ゲホゲホは中堅。これからようやく専門医試験。日々の業務と飲み会。研究や教育、徐々に増えてきた会議にテンヤワンヤしながら時間を探す。付き合って1年の彼女に結婚を迫られゲホゲホとむせる。
エヘンは部長。講師とか准教授。開業するか教授職を目指すかで日々揺れながらバランスを取る中間管理。子供も大きくなってきて、そろそろ家を建てるか。しかしこの場所に本当に骨をうずめるのか? 実家に帰らなくて良いのか? 子供の教育環境や、伴侶の住みたい地域と自分の希望との乖離。そんな色々を背中に静かに背負う、男の背筋。エヘン。
オッホンは社長、教授。どんなに偉くなっても上には上がいる。そんなことにどうしようもなく気がついてしまった今日この頃。有名になったけれども、それは小さな世界での有名にすぎないのだなぁと思いながら、日曜日の林修を見つめる。そういえば先週は近所の小学生に『妖怪ナマハゲ』って指さされたけど、あれはナマハゲが中心なんだろうか?それともハゲが中心なんだろうか? 出馬したら選挙ポスターの目に画鋲を刺されるのだかなぁ? 左手グラスにスコッチウイスキー。つまみはイカゲソ。だけどもワシは偉いんじゃい。オッホン
ゴッホ
もうコレは娑婆の職種では判断できないオーラが漂っている
アルカポネクラスのマフィアのボス。山口組の組長。いやいや
もはやトランプとか麻生太郎。私達の想像は、その生活には届かない
ゴッホはゴッホ。ゴッホの前にゴッホ無く、ゴッホの後にゴッホは無く
ゴッホを他の人で喩えるなんて、なんて愚かしい
ゴッホから感じるのはそんな風格
とはいえ他の芸術家と比べてみよう
モネ、マネ
この辺は『マナ』『カナ』的な響き。芸術家の中ではマスコット的なアイドル的な、テレビ局も安心して使える。毒にも薬にもならないが、平日の昼間のお気楽番組にはまさに丁度いい。私たちは草原でランチボックスを広げるの。今日はサンドイッチ。ツナたまご。あ、見て!あっちに睡蓮が咲いた沼もあるわ。
セザンヌ
クイズ番組の常連。お馬鹿な回答で一躍お茶の間の人気者。『ああ、あいつ。あんなにバカだったんだ』と世間の人達に『人を蔑む喜び』をプレゼントする愛のサンタクロース。ホントはIQ180。私にもその、ツナたまごを1つくれないか? 人々よ配られたカードで遊び給え
ムンク
1クールのレギュラーよりも1回の伝説。今日も裸にタイツでぶつかり稽古。叫んじゃうもんね!ディレクターゴメンね!『ハイリスク、ノーリターン!』
ダリ
誰?
シャガール
ようやく中堅と呼ばれるようになった2人組ガリガリ芸人。シュールなネタに特徴的な見た目、彼らを示すキモカワイイは流行語になったとかならなかったとか。自画像書いているときに指の数間違えちゃったよ。でもまあ良いよね、大は小をかねるって言うし。ジャン力ジャンカジャンカ♪
ゴッホ
やはりゴッホには叶わない
ピカソやゴーギャン、ダヴィンチも凄いけど。やっぱゴッホ
ちょっとゴーギャンは、少年漫画的な若々しさが少しシンドイし、ピカソは狙いすぎ。レオナルドは手術支援ロボットのパクリ疑惑もあるし。
ああゴッホをはやく見たいなぁ
『私は、自分の作品に心と魂を込める。そして制作過程では我を失う』
~ゴッホ~
『考えれば考えるほど、人を愛すること以上に芸術的なものはないということに気づく。』
~ゴッホ~
『もし、黄色と橙色がなければ、青色もない』
~ゴッホ~
『絵を描くのは、人生に耐えるための手段だ。泣かないでくれ。僕がしてきたことは、僕たちにとっていちばんいいことなんだ。どうしようもないんだ、僕はこの憂鬱から絶対に逃れられない。』
~ゴッホ~
『与えようとばかりして、貰おうとしなかった。なんと愚かな、間違った、誇張された、高慢な、短気な恋愛ではなかったか。ただ相手に与えるだけではいけない。相手からも貰わなくては。』
~ゴッホ~
『神を知る最善の方法は、多くの物を愛することだ』
~ゴッホ~
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コメント
コメント一覧 (1)
絵画の革命が起こった19世紀後半。画家たちは芸術に新しさとオリジナリティを求め、試行錯誤します。
その中で、ゴッホは色と筆触で自分の感情を表現しているように感じます。
ゴッホ展、楽しみですね。素敵な時間をお過ごしください(^^)