雲海を見るんだ

嫁ちゃんに叩き起こされる、夏休み4日目の午前4時半

眠い目を擦りあけながら、防寒。腰にカイロを張る


長野、ソラテラスへ向かう
響きは偉大な哲人に似ている
 

車で山を登り、真っ暗な中。ゴンドラに揺られる

冬はスキー客で賑わうらしい


ゴンドラからは見えるのは、うっすら見える木々のシルエット

下は漆黒


モノレール

等間隔に置かれた柱

通るときゴトゴトと揺れる


いかにも頼りない一本の綱

吊されて運ばれている10

今まで、ゴンドラが落ちるような事故は起こっていないから

そんな理屈に精神を寄り添わせ。騙し騙し自分を預ける空中の散歩


大袈裟な重装備をしたカップルの

けして頭の良くなさそうな男が言った

男『こここれ、落ちたら。た助からねーどー?

女『いちころだっぺよ』


きっと彼も高所恐怖症なのだな、と思う

私は昔、ゴンドラに乗ることが異様に苦手だった

なんとなく乗ってしまい、軽くパニックになったこともある

景色を楽しむ余裕なんてなかった

喋ってないと不安だから、私も言った

こここ、これ、落ちたら。ととととトマトみたいになっちゃうんだろうね?
 

乗り合わせた見知らぬ人は思ったのだろうな

『けして頭の良くなさそうな男』が何か言っている、と


高いところが怖い

なんとか克服したくて、今まで幾度となくゴンドラに乗ってきた

一緒に旅行に行き、山に登る折りは『なんとかゴンドラに乗った』けれど

その行き道の恐怖にすっかり参ってしまった太平
 

『帰り道はもう嫌だ!』と駄々をこね

一緒に歩いて下山させられた人達は1人や2人では無い


今は下も見られるし、冷静にゴンドラが落ちていく様を想像することもできる

もちろんチョット怖いけど

ただ何度も死ぬと、色々なモノが少しずつ平気になっていく

インドはとても偉大だったと、ゴンドラに乗りながら感じ入る


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ゴンドラを下り、雪の無いスキー場を歩いて行く

空はうっすら明るくなり
近づいていくソラテラス 

雲は無い

こんな日に雲の海が見られるのだろうか?


リフトに乗り、緑色のスキー場を登る

太陽はまだ見えない

だけど東と思われる空から、うっすら明るくなっていく

うっすら明るくなりながら、白い何かがソクラテス




それは見事な雲海だった
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そして日の出でございます

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長野県、昼神温泉、石苔亭いしだ

狂言と満月と雲海と日の出

よき時間でございました☆




2人の囚人が監獄の窓から夜空を見上げている。1人は薄汚れた鉄格子を、もう1人は輝く星を』

~マイケル・ルボーフ~




『悲しいとき・憂鬱なときこそ、背筋をまっすぐ伸ばし、空を見上げる』

~詠み人しらず~





『自然を感じ、空を見上げることはストレス耐性を鍛える方法の1つ』

~詠み人しらず~




『空の青さにかなうアートなんてあるだろうか』

~オノヨーコ~


『より良く生きる道を探し続けることが、最高の人生を生きることだ』

~ソクラテス~ 

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コメント

 コメント一覧 (4)

    • 1. ふむふむ
    • 2018年11月04日 23:36
    • 壮大で美しい景色ですね。
      「朝」という詩を思い出しました。
      抜粋すると以下の通りです。

      百年前ぼくはここにいなかった
      百年後ぼくはここにいないだろう
      当たり前な所のようでいて
      地上はきっと思いがけない場所なんだ

      素晴らしい風景と出会うと、苦しくても生きることが
      ちょっといいな、と思えますね(^^)
    • 2. dadacyamame
    • 2018年11月05日 19:13
    • 嫁ちゃんが、パワーアップしましたね。
      今後を期待しております。
    • 3. 太平
    • 2018年11月06日 00:18
    • >ふむふむさん

      「朝」
      良い詩ですなぁ

      こちらはそれを聞いて
      谷川俊太郎の『朝のリレー』を思い出しました☆

      カムチャッカの若者が きりんの夢を見ている時

      メキシコの娘は 朝もやの中でバスを待っている

      ニューヨークの少女がほほえみながら 寝返りをうつとき 

      ローマの少年は頭柱を染める 朝陽にウインクする

      この地球では いつもどこかで 朝がはじまっている

      ぼくらは朝をリレーするのだ 緯度から 緯度へと

      そうしていわば交替で地球を守る 

      眠る前のひととき 耳をすますと

      どこか遠くで 目覚まし時計のベルが鳴っている

      それはあなたの送った朝を 誰かがしっかりと受け止めた 証拠なのだ
    • 4. 太平
    • 2018年11月06日 00:19
    • >だだちゃ豆さん

      嫁ちゃんが『ふふふ、気がつきよったか』と申しております(笑)
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