先日専門医試験があった

しばらくインドに住んでいたので、2年遅れの受験だった

 

落ちてたら2時間くらいガッカリしてから、何か気の利いた冗談を作ろうと思っていたけれど。無事合格した

 

2時間』

時間を決めておくことは、色々と役に立つ

ずるずると悲しんだり凹んだりしていると、ずるずるしてしまう

ずるずるすると、人生がずるずるする。

 

ずるずるした人生も捨てたものじゃないが、それはやっぱりずるずるしたものでしかない。

 

大学受験に失敗したときは『2日』思いっきり悲しんだ

 

恋人に振られたときは、相手との関係にもよるが。だいたい『1日』めいいっぱい悲しんだ

 

大学2年時。家業が倒産。『今後は授業料とか生活費を捻出できない』と電話が入ったときは

3時間』徹底して悲しむことにした

 

インド生活に疲弊しきっていたあの頃。帰国が2ヶ月遅れることを理解したときは『15分』徹底した

 

悲しむときは『集中』して悲しさと向かい合う

時間的制約が、哀しみの濃度を『ガツン』と上げてくれる

 

新鮮な悲しみを味わえるのは今しか無い』と自分を奮い立たせ

 

泣きたくなれば泣くし、『泣きたくなるエネルギー』を哀しみ自体を見るための集中力に変換することもあった

 

徹底して悲しむと『悲しみ自体』が分解されることがあって

何が悲しくて、何が嬉しくて、何が腹ただしくて、何をどうしたいのか

そんなことの奥の方がよく分かってくる

そして『悲しみ』自体が、ちょっと『面白く』なってくる

 

だいたいの私の『ギャグ』は、そんな『悲しみ』の果てに産まれたものである

ちなみに。大体の現象は『2日』徹底して集中できれば、乗り越えられてきたが、前の嫁が出て行き、関係修復が不可能だと理解したとき。

 

2週間!!!

 

心の奥底が私に向かって、普段の7倍の時間設定をしてくれた。

それだけ素晴らしい人であったのだろう、尊敬している

 

こんな文章をケロッとした表情で読み

『人に歴史あり!』と笑う嫁ちゃんを見ると

いったいこの人は、どのくらい『苛烈な時間』を集中して乗り越えてきたのだろうか?

と、畏れおののく

おのののか

 
IMG_2754
 

 

時間

 

そうそう専門医試験は2日がかりで行われた

受験料は3万円

霞ヶ関のビルに集められた約400人の医者達

この中で6割ちょっとしか合格しないのだ、という。

周りの人達が『もの凄く賢そう』に見える

周りの人達が『もの凄く高そうなスーツを着ているよう』に見える

全員が自分より『頭が良く』て『お金持ち』で『なに1つかなうものがない』と『脳を無理矢理に騙す』と
高級レストランに迷い込んだ浮浪者の様な気分になり
ちょっとワクワクする
 

 

出発する前、極めて優秀な先輩に

『大丈夫。お前は優秀だ。お前が落ちるなら受かるヤツいないよ』

と励まされ、なんとなく元気が出る

 

そういえば松任谷由実がライブで

若いー!!!!』と叫んだ観客に対して

…本当に若い人に向かっては、人は若いとは言わないのよ』と言い放ち

 

ま、ありがとね』と、優しく添えた

 

おそらくそういう現象だったのだろうと理解している。

本当に優秀な人に向かって『お前は優秀だ』などと言う必要は無い

本当に優秀な人に向かっては『厳しい戦いかもしれないが、首位をもぎ取ってこい』と言うのだろう

もしくは『寝坊するなよ』と言うのかもしれない

 

ま、ありがとね』と、優しく励まして下さった先輩へ東京からそっと手を合わせ。帰ったら『何か気の利いた悪口』を直接ぶつけてやろうとほくそ笑む

 

 

インド用に買った、一着19800円の激安おんぼろスーツを装備し

買ったばかりの150円のシャーペンを握りしめる

ボールペン以外で文字を書くのはいつぶりだろうか?

 

記述式 2時間 8

 

私の同期で、専門医試験をトップクラスの成績で合格した才女『ピーチ姫』は言う
※ピーチ姫参照①:ダメおとこ収集車と呼ばれた女(呼んでたのは俺)
※ピーチ姫参照②:ダメおとこメーカーの実力


 

『とにかく時間が無いから。スタートから終わりまで、ずっと書き続けても時間が足りないから!!!』

 

何を馬鹿な、と思っていた。それはお前の書くスピードが遅いんだろ?と悪態をついた。彼女は『そうかもしれん』とケロリ笑った。

 
 

この場を借りて謝罪しようと思う。

ごめんなさい、全然時間が足りませんでした。あなたのおっしゃる通りでございました。

 
 

私はかなり書くスピードが速いが、それでも全然足りなかった。

恐ろしい試験である

頭の中で書き上がっている解答を、現象化させるために『手が追いつかない』という場合を初めて経験した

明日から『念写』の練習をしようと心に誓う

 

※ 来年受ける人へのアドバイス

『手が滅びる』かと思うほど手首が疲れ、後半の書くスピードが落ちます

試験2ヶ月前からバトミントンで手首を鍛えると良いでしょう!

 

マークシート 100問 2時間

試験中に飽きます、気をつけましょう

 

小論文 1時間

『DNARの意味について論述せよ』

という難解な命題を放たれる

 

『意味』

『意味』とは何だ?

 

哲学的命題だが『哲学的』に答えたら『落とされる』ことだけはビシビシと感じる。


受かるために『思ってもいないコト』を書く
 

なんてことが出来るわけも無く

 

思いっきり『哲学的』に論述をこしらえた

おそらく、あの試験で『意味とは何か?』から論述した人間は私だけだっただろう。

落とされたら、ブログに書いてやろうと思っていた

『問題が悪い』

 

試験側もブログ(そんなものは存在しない)で反撃してくるかもしれない

『おまえという人間が悪い』もしくは『頭が悪い』と

 

もしも、そんな返答があったら『大正解!』って嫁ちゃんは爆笑をするのだろうな

 
 

ともかく受かったので、そういうことは書かない

『良い問題』でございました

 

これが薄汚れた大人の姿勢である

子供達よ良く見ておきなさい。
人間は『都合』で生きている 
『都合』によって言うことが変わる

人が集まる『都』に『合』うように生きている

そういう『意味』で、あの論述をした私を合格させた『専門医試験』は
底知れない怖ろしさを秘めている

もしくは試験官がちゃんと読んでないのでは無かろうか?
 

 

 

以上で一日目が終わる

二日目は朝からの面接のみ

 

当然、酒を飲みに行く

試験のフラストレーションも相まって、シッチャカメッチャカに飲み倒したろう

そういう気配が、会場に詰め込まれた400人の医師達から立ちこめる

 
 

立ち上がって『今夜は飲むぞ!!!』と右腕を突き上げれば


おおっ!!!!
と、よく訓練された軍隊の様に400人が声を揃えただろう

 
 

偉い人がマイクでボソリと言った

『あの。あした。時間厳守です。遅刻したら、終わりです

 
 

軍隊の士気がみるみる落ちていくのを感じた

 

 
 

0.1だけガッカリすることにして

六本木でしこたま飲んだ

『一蘭』のラーメンも全乗せして食べた

 

酔っ払いながら仲間達とする『答え合わせ』は、甘酸っぱい恋の香りがした

 

 

 

『時間は常にたっぷりある。上手く使いさえすれば』

〜ゲーテ〜

 

 

 

『もっと早く終わるように、少し休め』

〜ジョージ・ハーバード〜

 

 

 
 

『自分が考えたとおりに生きなければならない。そうでないと自分が生きたとおりに考えてしまう』

〜ブルージュ〜

 

 

 

 

『意志が卓越したものなら、困難は大きなモノになりえない』

〜マキャベリ〜

 

 

 

 

『私は対局が終わったら、その日のうちに勝因・敗因の結論を出す』

〜羽生善治〜

 

 

 

 

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コメント

 コメント一覧 (3)

    • 1. 吉市
    • 2018年08月27日 00:48
    • ありがとう。3週間かな。
    • 2. dadacyamame
    • 2018年08月29日 12:56
    • 合格おめでとうございます。
      忙しそうですね。でも、そのうちに書いてね。
    • 3. mecharaku
    • 2018年09月01日 23:17
    • 5 先生、合格、おめでとうございます。
      ブログの更新に気がつかず、不意をつかれました。でも、ちょっとした日常生活のプレゼントとなりました。お忙しいかとは思いますが、また、ブログを書いて下さい。お待ちしてます。
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