自転車で通える範囲内にいる男子中学生・高校生だけを対象とした読書会を開こうと考えている
1〜2週間に1回くらい集まって、どう読むか。どう読んだかを話し合う男臭い会を作りたい
『どうして女子はダメなのか?』と尋ねられた
そりゃダメに決まっている
理由は俺がスケベだからだ
女の子がいたら『モテよう』と思って、格好つけたことを言い出しかねない
つまりもっとスケベポテンシャルが高い『男子中学生・高校生』などは読書どころでは無くなってしまう
もちろん私は現役スケベとして彼らと対等に渡り合うつもりではいる
寄る年波にはかなわないものの、まだまだ若い者に負けてたまるモノか
とにかく男女混合の会で野郎同士が高め合う『哲学的討論』などは不可能だ
会は女人禁制にしなければならない
理由は俺がスケベだからである
こんな私のところで『毒書』をしたい奇特な方、ご連絡お待ちしています
あ『毒書』ってイイね
太平『毒』書会 って名前にしよう
うん。誰も来ねーな
さて、たまには本の紹介を
プリズンホテルという小説が面白かった
著者は浅田次郎
あじさいホテルは、地元の人達・警察官からプリズンホテルと呼ばれている
理由は経営者がヤクザであり。お客さんの殆どが背中にモンモンを背負ったガチンコのヤクザばかり
ロビーで銭湯で、ヤクザ同士が顔を合わせては「おひかえなすって!」と仁義を切りまくるばかりか
親分のタマを取ろうとヒットマンとか鉄砲玉みたいな連中がドンパチやったりする
そんな危なっかしいホテルだから、地元のタクシー運転手は駅で簡単に客を乗せたりしない
ウィンドウを半開きで「どこまで?」
「あじさいホテルに…」
運転手「…さようなら」
と乗車拒否の連打!
そんなあじさいホテルの厨房には、なんの因果か国宝クラスの職人板前とそれを見つめる帝国ホテルの筆頭シェフ
国宝「なあ、本当に美味しい物を食べたとき人はどうなるか知ってるかい?」
国宝「美味い物を食べたとき。人は笑うんだぜ」
かくしてプリズンホテルの夕食時。その館内は笑いで包まれる
帝国ホテルの筆頭シェフは、板前の包丁さばきをジッと見つめ
シェフ「…どうして貴方の斬ったモノは、ずっと生きているのですか?」
熱い
シェフ「ダメだ。俺の料理じゃダメなんだ。どうやっても客が笑ってくれない…」
たまらん
そんな温泉ホテルは
ヤクザは1泊50000円。だけど一般人は1泊9800円
謎の料金設定につられて迷い込んでくる一般客
警察官の慰安旅行で団体様。ヤクザと警察官が1つ襖を挟んで宴会。卓上天ぷら鍋が飛び交う大騒動!
はたまた『血まみれのマリア』と呼ばれる伝説の看護師
ヤクザ「お控えなすって。さぞかし名のある姐さんとお見受けしやす」
マリア「私は血まみれのマリアよ。何よ1人2人殺したくらいで、偉そうにするんじゃないわよ。私は5000人殺してきたわ」
そんなハチャメチャな登場人物の中で、燦然と輝く主人公は『ひねくれた性格』の売れっ子小説家
絶世の美女『パープーお清』を殴って蹴ってバックドロップ
コメディ小説と見せかけて人間ドラマも凄い
とにかく面白い小説です
全4巻でたっぷり楽しめます☆
『一巻』『二巻』と書かず『夏』『秋』『冬』『春』となってるのもオシャレ
プリズンホテルに訪れた人達は、きちんと『春』を迎えられるのでしょうか?
オススメです♪
『人間の力を持ってしても変えられぬ宿命などあってたまるものか』
〜浅田次郎〜
『面白くないことはやらなくていい。そんなものは人生でマイナスでしかない』
〜浅田次郎〜
『いいか小僧。死んでも良いというのと、死にたいというのは大違いだ。最高の男と最低の男の違いだぞ。一緒くたにするな』
〜浅田次郎〜
『喝采に対して胸を張れない男は卑怯者である』
〜浅田次郎〜
『小説は嘘に違いないが、誠実な嘘で無ければならない』
〜浅田次郎〜
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コメント
コメント一覧 (4)
「百年泥」が掲載されていましたので。
太平さん、楽しみにしていますからね。
わたしは「プリズンホテル」をテレビドラマで見てました👀
悲喜交々で面白かったです!
そうですね!
本腰を入れて執筆します(笑)
プリズンホテル、ドラマもあったみたいですね^^
私も見てみたいです☆