夏に見るオリオン座
久しぶりの大学での仕事
チームメイトも色々と旅行に行ってきた様子。
オーストラリアの女の子たちはジャイプールを経て北の方、雪山を歩いてきたみたいです。
嬉しそうに写真を見せてくれる。
私達のBig Boss(普段ミーティングに参加しているBossとは別人物で我々のプログラムの教授です)もオフィスに顔を出してくれて。
『みんな無事だね?』
『怪我はないね?』
『旅行もお祭りも楽しんだね?』
『犬に噛まれてないね?』
『歯みがけよ?』
『両親大事にしろよ?』
ってな風に声をかけてくれます(後ろ2つはフィクションです)。
なんだろ、癒やされるものです。思えば私の日本の職場の上司たちも気にかけてくれる人達ばかりだったな。近くにいて慣れちゃうと気がつきにくいものですね。良いところで働いていたなぁと心から思える私は幸せなのでしょう。
そんなこんなで久しぶりに病院に行き、どきどきのミーティングを待ちます。
大丈夫宿題は全部おわらせたもんね、と予定時間を待ちます・・・
ピロリン(一斉メールの音)
一同『Oh』
メール『やっほーBossだよ、えっとね、なんとね、ミーティングは明日になったぜ、よろしくぅ(もう少し本文は固いです)』
ルームメイトと『これぞインディア』と良いながら笑います。
ということで今日も病院でデスクワークでした。
家に帰るともう真っ暗。
ベランダからオリオン座が見えました。
暑いときにオリオン座を見るなんて初めて。
それは真夏に見る雪くらい不思議な感覚をくれました。
私の父はとても星が好きな人でして、私が幼い頃はよく家族で天体観測をしていました。色々な星座や流星群のメカニズムも父が教えてくれました。
年の離れた兄はその影響があったのか天文学者になり、まだ中学生だった自分は深淵で誰も知らない世界に身を投じていく彼の姿に憧れて、一生懸命星の勉強をしたものです。
『天文学は良いよ、目に見える全てのものが過去であることを教えてくれるんだから』
良い言葉だなと、思い出すたびに思います。
(彼は大学に入り直し、今は医者をしていますが)
今見えている星も、もしかしたら、もう存在していない星かもしれなくて。
昼間にも見えてないだけでちゃんとそこには星の光があるように、人間の中にも見えていない感情や意識の光があるのかもしれません、もしかしたらもう存在していなくても。
ちなみにオリオン
ギリシア神話の中でも好色で恋多き男として知られる彼なのですが
死の直前はその最後の恋人となるアルテミスと、遠い島でひっそり暮らしていました。
アルテミスの兄であるアポロンは、オリオンが大嫌いで(性格が乱暴だし女好きなので)その結婚に凄く反対していました。
ある日、アポロンは毒サソリをオリオンに派遣します(派遣したのはアポロンじゃないとする説もあります)
おどろいたオリオンは海へと一生懸命逃げます。
そこにアポロン、アルテミスに向かって言う
『いかに弓の名人の君でも、アレは射抜けないだろう?』
オリオンは日の光を浴びて光り輝き、アルテミスはそれをオリオンだとは分からない。
アルテミス『たやすいわ』えいっビュビュン
オリオンが『オーマイゴッド』
と言ったかどうかはわかりませんが、矢はバッチリ命中、死んでしまう。
アルテミスはそれはもう悲しみました。死者をも生き返らせると言われる名医に泣きつきますが、
冥界の神ハデスは『ダメやで、あいつうざいもん』といって許してくれません。
最後にアルテミスは大神ゼウスに頼み込み
『オリオンを空に上げて下さい、そうすれば私が銀の車で夜空を駆けるとき逢うことできるから』
ゼウスはこれを聞き入れ星座として空にあがりました。
オリオンは今でも月に1度会いに来るアルテミス(月神)を待っているそうな。
月に1度は新月なのか満月なのか、それとも違う月なんでしょうかね。
数日前に見たインドの満月の日には、オリオンに気づかなかったなと思いながら、日本からの支援『讃岐うどん』を茹でました。
ルームメイトはいたく気に入った模様『毎日食べたい』と言っています。
これは丸亀製麺にいかなきゃですね!
チャンスがあれば香川に連れて行ってあげたいな。
ってか、よく考えたらまだ夏じゃないね。こちらは30℃を越える気候なので真夏な気分でしたが、まだ4月前なんですね。
そうそう物心ついて初めて肉眼で桜を見ない春を迎えようとしています。
写真はバラナシで食べた塩ラーメン。ルームメイトはとっても嬉しそう、やっぱり麺類が好きなのね。
その日は満月でした。
『昔、木と人は仲良しだったんだよ』
〜メイとさつきのお父さん〜
『おいら火薬の火は嫌いだよ。奴らには礼儀ってものが無いからね』
〜不思議な動く城の動力〜
『ここではあなたのお国より、人生がもうちょっと複雑なの』
〜ポルコの思い人〜
『あなた、もう1人女の子を不幸にするつもりなの?』
〜カーチスの思い人〜
『女は度胸だ、お前たち援護しなぁ』
〜40秒で支度させちゃう人〜
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コメント
コメント一覧 (4)
待てよ、月見うどんだったんよと、話しの接ぎ穂を探してあげようとして、無理だと気づく。猛暑下で、冷蔵もせずに卵売ってるんで、インドでは生卵は大抵無理。
あはは、そうそう。
最後の写真のように半分に切ったゆで卵を満月に見立てて乗せたんです^^
季節も夏で無いし、生卵でも無いので
もう卵には触れずに新月として遊んだのですが
そんな風にしっかり読んで頂けて光栄です^^
ちょっとビックリしました。
ソウデシタカ、吾輩の脳細胞もニコニコでござる。
律義に、フィクション部分との( )書き、ありがとう[クスクス]。
何かすっきりすることがあったのなら嬉しいです^^
どこから注釈を入れるのか省くのかの考えるのも、なかなか楽しいですよ☆