車検と自賠責が切れた車で交通事故を起こすと大変なことになる【1】
【その2】

〜あらすじ〜
スタッドレスタイヤも無く、アイスバーンの峠道を走ってたら
猛スリップ!
〜あらすじ終わり〜

知らず知らず50km/h以上のスピードが出ていた私の車

 

突然足が取られる

ハンドルが一切効かない

右に切っても左に切っても、まったくいうことを聞いてくれない
当然ブレーキも全く効かない 

 

どうした?遅めの反抗期か!?


右に左にぐねりぐねりと蛇行する

 

ひ、左はマズい。

 

左は崖だ

44
 

 

左は確実に死ぬ

 

かつて車の形をしていた鉄の塊の中で

トマトジュースができてしまう

 

 

そう思うと車は、運良く右に大きく曲がった。

 
 

右は切り立った山壁

 

こっちはこっちでマズいじゃん!

 
 

スローモーションで近づいてくる

 

もはや車が近づいているのか、山壁が近づいてきているのか分からない

 

万有引力というものは、両者が引き合っていると聞く

 

もしかしたら、車と山壁は互いに融合しようとしていたのかもしれない
 
 

んなこと考えてる暇があるかボケ!

 
 

猛クラッシュ!

 

ちなみに車は、ほぼ軽自動車のようなもの。ペラペラの防御力

 

 

 

諸君はご存じだろうか?

 

エアバッグ。

 

テレビなどの実験では、衝撃から人形を優しく守ってくれているように見える

 

まるで母の愛の体現であるかのように

 

頭を、ボディを、柔らかく包んでくれるかに見える

 

 
 

事実は違う

 

エアバッグは固い

事故をおこしてしまった人間に、自然界の法則を
厳しくしつけながら。熱く逞しく『もう一度やり直しなさい』と叱りつけてくれる、父のゲンコツ

 

そのゲンコツに巻かれた白いグローブ。それがエアバッグである

 
 

 

なあ、知っているか?

 

時速50km/hで壁にぶつかると、ある人を召喚できる。

そいつの名は『
マイクタイソン』という

 

 

スローモーションで山壁に接触するとき。私は確かに見た

 

強烈な光の中で

 

マイクタイソンの拳に巻かれた白いグローブが、ハンドルから召喚され。急激に膨張し、私の胸と顔面にストレートを食らわせるのを

 

私は気を失った
 
 

《つづく》 
 

 

※   私は今まで、何回か『絶対に死ぬ』といわれる事故・事件に遭遇しているのですが。そのほぼ全てが無傷で助かっています。

単に運が良かっただけなのですが、共通しているのは事件の度に強烈な光を浴びていることです。

この時の光は、人生で3番目に強烈に光りました。まるで太陽拳でした(太陽拳など浴びたことありませんが)

ちなみに1位と2位はインドで光ったのですが、それはまだ誰にも言ったことがありません。嫁ちゃんにも喋っていません。多分、あと10年は誰にも喋らないと思います。

 

実は。喋るのが怖くって^^;

 

ほんと、今生きているこの瞬間も、そのときに見た、死ぬ寸前の走馬燈+妄想なんじゃないか?って時々思います。

しゃべったら最後。今まさに死にゆく瞬間に戻されるんじゃないか?

 

馬鹿馬鹿しいけど、そんなことを考えたりします。


みなさま。くれぐれも事故にはお気をつけ下さい。

 

でもね、変な話ですが『死ぬ』のも回数重ねると慣れてきます

もしも輪廻があるのなら、私たちは幾度となく死を経験している『死のベテラン』なのかもしれませんね。
 
 


良い歌です。カラオケに行けばまず歌います

 

 
 

『ある日、突然。途切れる糸は、全ての終わりを告げる♪』

〜ジャパハリネット 物憂げ世情〜

 

 
 

 

 

『僕らが生きるその意味などは、所詮小さなものに過ぎない』

〜ジャパハリネット 物憂げ世情〜

 

 

 
 

 

『長いようで短い命は、生きることに飢えてる』

〜ジャパハリネット 物憂げ世情〜

 

 

 

 

 

『僕らは明日に死ぬかもしれない。ほんとは、ほんとは、そんな中にいる』

〜ジャパハリネット 物憂げ世情〜

 

 

 

 

 

『はにかんで心から笑えることができるなら、それだけでこの今を生きた意味があるでしょう』

〜ジャパハリネット 物憂げ世情〜





日本に帰ったら保険を見直そう。ホント、残る人のために備えないとね





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コメント

 コメント一覧 (4)

    • 1. たかし
    • 2017年09月20日 21:33
    • 岩壁に激突したぁーーっ!!
      いやこれはこれで死にますやんww
      対向車きてたらヤバいっすよね…
    • 2. M
    • 2017年09月21日 01:10
    • 太平さん

      ラッタッタとインドを楽しみながらも、やはり何かあったんですね、二年も経たずに。
      ある日、道端の穴に、あるいは電車から落ちて死んでしまう人がいる現実。人生は儚いカモ、生死は紙一重は、先進国に居ても起こること。ただ、その無情・無常が、混沌たるエネルギーの中に、たゆたうのを感じる地ですなあ、インドは。
      だ〜から〜、Let's enjoy 今生きてるオイラ達のこの時間/この出会い!
    • 3. Taihei
    • 2017年09月21日 11:23
    • >たかしさん

      メインディッシュはここからですよ♪
      まだ前菜です☆
    • 4. Taihei
    • 2017年09月21日 11:25
    • >Mさん

      色々と経験していますw
      日々沢山の人が、予期せぬ事故でバタバタ死んでいく国ですからね

      Mさんの仰るとおり、無常感を強く感じるところです。
      そしてソレがイイ! そろそろ帰りたいですけどw
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