こんにちはTaiheiです。

現在、私は国際線の飛行機に乗ることができませんFRROという書類が完成していないからです。

住処がはっきり決定していないため、書類が発行できないんです。

チョット特殊な事情で、部屋を借りているため。書類発行の手続きが大変

 

『必ず良いようにやってあげるから、待っててね』

と言ってくれた知り合いは

5日ほど、地元に帰ってくるから。戻ってきたらやってあげる』

 
 

と言ったまま3週間経過
 

連絡無し!

 

さぁ、どうなることやら。

こんな時はあの呪文。皆さんご唱和ください。

 

 

盛り上がってまいりました!

うーん。元気が出てくる。

 

呪文の参照:盛り上がれ!インドの夏!

 
 

さて今日は『偉大なる母親』の話。はりきっていざ参らん!

 

元気よくはじめたは良いが、本題に入る前に少し脱線して2年前に遡ろうと思う
 

それは、ルネ君(私の家庭教師先の教え子)が中学校1年生になりたてのときだった。

ルネ君 参照:小中学生に上手な手紙・文章を書かせたい。超簡単な方法

 

当時は国語を中心に教えてたので『学校の教科書』はいかがなものかな?と思い開いてみた。

 
 

一番最初の項目は『』だった

 
 

ねがいごと作:たんぽぽ はるか


あいたくて

あいたくて

あいたくて

あいたくて

・・・

 
 

きょうも
わたげを
とばします 


 

 

これはやられた! 絶句する私にルネが尋ねる

 
 

ルネ『どうしたんです?』

 

Taihei『いや、教科書も捨てた物じゃ無いな。俺は感動した…』

 

ルネ『これ? そんなに良い詩ですか?』

 

ということで、その日は『その詩』を教えることにする

 

26
 

 

Taihei『お前は、この詩を学校でどう習い、どう解釈した?』

 

ルネ『? 擬人法と繰り返しというテクニックを学びました。会いたくて綿毛を飛ばすタンポポを、まるで人のように表現している詩だと習いました』

 

 

ふむ…

 

Taihei『じゃあ、タンポポは誰に会いたい?

 

ルネ『ん? そりゃ綿毛が種だから・・・ 自分の子供ですか?

 

Taiheiでも種は飛ぶよね? 会えるかい?

 

ルネ『綿毛は、離れたところに落ちて咲くので、絶対会えないですね

 

Taihei誰だって、自分の子供に会いたい。誰だって、自分の子供が成長し立派になった姿をみたい。僕は子供はいないけど、きっとそういうモノなんじゃないかな?』

 

ルネ『そうなんだと思います。きっと大人になれば』

 

Taihei『会いたいと思いながら、でも絶対に会えない。そういうもどかしさを抱きながら。それでも立派に根を張って育ちますようにっていうねがいごとなんだね』

 

ルネ『ふむう』

 

Taihei『これは教育もそうなんだよ。学校の先生も、あなたと面をあわせ、何年も向かいあう。君が成長して立派になって欲しいと願いを込めながら「教える」というタンポポのわたげを飛ばしているのかも知れないね』

 

ルネ『だけど、僕が卒業して巣立っていったら、まず会えない

 

Taihei『そうだね、それに。普通に考えたら先生達の方が先に死ぬ

 

ルネ自分が未来で会えなくても、立派に成長することを祈りながら、教育という種を飛ばしているってことですか?

 

Taihei『そういう解釈もできる、という話ね』

 

Taihei『そして、それを教科書の最初に乗せているところはオシャレだと思うなぁ。これは教科書を作っている人達もルネ君が立派に育ちますようにってタンポポの種を飛ばしているのかもしれないね』

 

ルネ『!!!』 

 

ルネ『だから教科書も捨てた物じゃない!って言ったんですね!』

 

Taihei『味わう、ってこういうことだよ』

 

ルネ『どうやったら、そんな風に読めるんですか?』

 

Taihei『感じることを大事にしながら、知識を増やすことだね。大丈夫、少しずつ出来るようになって。いつか気がつくのだから』



06
 

 

 

吉市のお母さんは、働いていたため、なかなか時間がかみ合うことが無かったが。お家に泊まりにいったりすると徹底して『おもてなし』をしてくれる人だった。

吉市 参照:テクニック?アクセス数なんてもう知るか!役立たずブログ上等だ!

読んでいない方は、上記の参照ブログを読んで頂けますとイメージしやすくなると思います☆ 

 
 

吉市の家に行くと、なんだか素敵な体験ができる。

当時の私はその程度の認識だった。

 

いつものように私と同級生(仮:モンチ)で泊まりにいった翌朝
 

ごはんできたよー』の元気な声で我々は起きだす

 
 
 

案内されたのは庭だった。

40

 

整えられた植え込みと青々とした緑。掃除の行き届いた石畳にはガーデンテーブル。

皺一つ無いランチョンマットの上に、オシャレな朝食。

気の利いたカフェみたいなプレート。トーストとベーコンエッグ。
添えられた瑞々しいサラダ。茹でたてなのだろう、青々としたブロッコリーからかすかに湯気が見える。

涼しげなガラスの小鉢には、ブルーベリージャムで落書きされたヨーグルト。

空っぽのティーカップとソーサー

 
11

 

我々が席につく。

『どうぞ召し上がれ』

 

そう言うと吉市のお母さんは、ティーカップに紅茶を注いで回った。夏休みの終わり。惜しむように鳴くセミの声


最後の時間、ギリギリまで命を振り絞って遊ぶ君たちも。セミなのかもね


私のカップに注がれる。ふわっとダージリンの匂いが鼻から胸に広がって行く。
 

 
46

 

思春期の少年達の食欲は凄い。我々は夢中で食べた。
ぶっちゃけ、ダージリンの香りを楽しむ余裕などあるわけが無い。むさぼり食べる。
 

するとスーパーおっちょこちょいのモンチ君が、時間割で決められてるかのように

カップを石畳に落とし。割った。

 
 

あわわわわ

 
 

慌てるモンチは、ソーサーも落とす

 
 
 

彼は『泣く子もチビル歩く二次災害なのである。

 

 

『怪我は無い!?』

 

吉市のお母さんが飛び出してくる。怪我は無い。

 

吉市が憮然として何か言おうとしたのを、お母さんが目線で制したような気がした
何故か、それがすごく印象に残った。

 

 

吉市のお母さんは、『手を変え・品を変え』もてなしてくれた

焼くタイプのすき焼きを食べたことが無い、といえば『美味しい牛肉』で振る舞ってくれた。 

泊まり込みで受験勉強すれば、夜食に朝食に、シチューを運んでくれたり、焼きおにぎりを作ってくれた

 
 

モンチは大体23回に1回は皿を割った

素焼きの入れ物に入れた、インドチャイくらいの感覚で割っていたように思う
そんなヤツいるもんか!って思われるかもしれないけど、本当におっちょこちょいなのだ

全盛期のイチロー並の打率だった。記憶によると2打席連続で割ったこともある。


遠征先の吉市球場で、歴史に名を残す首位打者だった。

 


 

それから時は経ち。我々は大学生になる。

夏休み、相変わらずモンチを含め数人で吉市の家に泊まりに行った。

男の子は、やることの基本があまり変わらない。

なにかしら理由はつけるが、とにかく集まりたいのだ。

 

我々も酒を飲める年代になったこともあり。食べものを持ち寄る形でのホームパーティ

 
 

自由に使ってね、とお母さんが出してくれた皿は全てノリタケだった。

 

とても驚いた

 

私はたまたま、本当にたまたま。訪れる前に名古屋のノリタケ博物館に行っていたのだ。

そうじゃなければ、気がつけなかったと思う。

 
 

ホームパーティは進み、皆、酔っ払ってくる。

歩く二次災害のモンチも酔い、皿をガチャガチャと乱暴に扱う

 

 

おい!
 

それ、すげー高いヤツだぞと言おうとしたら

吉市に目線で制される
 

 
 20

 
 

皆が寝静まったあと、吉市が私に話してくれたことを忘れない

 
 
 

かーさんは皿が凄い好きなんだ。それはもう大事にしてる

 

お前らが来たとき、いっつも大事にしている食器を出してた毎回ずっと

 

中学校3年生の時、モンチが皿を割ったとき。俺も『今日のお前』みたいにモンチに文句を言おうとしたんだ。だけどかーさんに止められた

 

 

皆が帰った後。かーさんは、こう言ったんだ

 

『良い? お母さんは、あなたの連れてきたお友達を信頼しているの

 

『お母さんは自慢がしたくて、高い皿を出しているわけじゃないのよ』

 

『もしかしたら、そういうのも(自慢)もゼロじゃないかも知れないけど(笑)』

 

あなたが大事だと思う友達は、お母さんにとっても大事なの

 

『だから、私のできる精一杯のおもてなしをしたいわ。だからお皿も妥協しない』

 
 

俺、思わず言い返したんだ。
『そんなこと言ったって。あいつら、誰も価値が分からないじゃ無いかそんなの意味が無いよ』って

 

そしたら、かーさんは言った。

 

『吉市。だから良いのよ。言ったでしょ? お母さんは貴方の連れてきたお友達を信頼してるって

 
 

いつか必ず、気がつくわ。あなたのお友達なんだもの。あのとき出して貰った皿は、子供だからって子供扱いせず、真剣勝負をしてくれてたんだって』

 
 

『割れたらモチロン悲しいけど。割れて悲しくならないような、いいかげんなものを、お母さんはあなたの友達に出せないの

 
 

これは、私の。あなたを大事にしてくれるお友達への、ありがとう。なのよ』

 
 

『いい!吉市。絶対にこの話はお友達にしてはいけませんよ気がつくまで、朗らかに笑いながら、じっと待つのも人生の修行で。そして楽しみなのだから

 
 

 

これは強烈に胸を打たれた。酔いがいっぺんに醒めた。あてがう『どんな言葉』も薄っぺらい感じがして、しばらく口がきけなかった。

 
 

吉市のお母さんは、タンポポだった。

いつか気がつきますようにと、綿毛を飛ばしつづけるタンポポだった。

 

傷ついても、もしかしたら芽が出なくても。そう、たとえ誰も気がつかなかったとしても、いつかの成長を信じ。ぴんと伸ばした背筋で語る、タンポポだった。

 

吉市を育てた偉大な母。
私たちへも。10年かけて開く『魔法のような教科書』を仕込んでくれていた
 

心から尊敬している。

 
 

 

それから数年。働き出した我々は、温泉旅館に集まる。

酔っ払ってグラスを割ったモンチ。

 

瞬間、示し合わせたかのように吉市と目が合う。

私たちは腹を抱えて笑った。

 

06
 

 

 

 

『子供というものは、あなたが子供のなにを信じてあげるかによって育つものなのです』

〜バードジョンソン〜

 

 

 

 

 

『子供は叱られることよりも、手本を必要としている』

〜ジョセフジューベル〜

 

 

 

 

 

『人生そのものが、私の教えです』

〜ガンジー〜

 
 

 

 

 

『子供たちはあなたが教えようとしたことを忘れてしまう。しかしあなたという人間を覚えているものだ』

〜ジム・ヘンソン〜

 

 

 

 

 

『無理に強いられた学習は、何一つ魂の中に残りはしない』

〜プラトン〜

 

 
 

 

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コメント

 コメント一覧 (6)

    • 1. 元駐在員
    • 2017年08月08日 08:39
    • 勝ち
    • 2. dadacyamame
    • 2017年08月08日 18:57
    • 古市君のお母さん、素敵ですよね。
      作ったものはいつか壊れる運命にあるのだと思います。
      そのものを使って、最高ののもてなしができたのなら
      其の作品が蔵の中で眠っているよりは本望ではないでしょうか。
      息子には、次の仕事を受験するときは、やめてからするように言いました。
      会社はそれを認めてくれて、月末に退社となりました。
      感謝しているようです。
      私も、相手を思いやれる人間になりたいと思います
    • 3. 太平
    • 2017年08月09日 00:34
    • >元駐在員さん

      いえ^^; 結構、負けそうな感じになってます^^;
    • 4. 太平
    • 2017年08月09日 00:36
    • >dadacyamameさん

      そうですね。吉市のお母さんは素敵な人です
      >>『私も相手を思いやれる人間になりたいと思います』
      素敵です。
      息子さんの望む方向に道がひらけますように
    • 5. りんご
    • 2018年04月03日 17:32
    • もんちさんのブログから来ました。

      涙が出ました。私の母は、私の友達をいつも悪く言っていました。不良だ。片親だ。労働者だ。など。私は母に友達を紹介するのがいつも怖かった。

      このブログを読めて良かった。ありがとう。
      お返事はいいです。(^^)昔の記事なので。

      吉市さんのお母様をお手本にします。
    • 6. 太平
    • 2018年05月19日 00:22
    • >りんごさん

      なんだか元気の種になったみたいですね^^
      嬉しいです♪
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