引っ越し2日目

強烈な腹痛で目が覚める。

引っ越しのストレスで免疫力が下がったのか、たまたまマハラジャマックの機嫌が悪かったのかは分からないけれど

確実に私のお腹の中で『何だかの異常事態』が発生している。

具合の悪いことに、今日は中学時代からの友達がインドに訪れる日

彼は現役の格闘家であり、ジムを経営しながら、趣味で世界中を飛び回っている。中学・高校時代はよく遊んだ。今回会うのは、実に14年ぶり。

折角、遊びに来てくれるのに、体調不良のTaiheiなど見せたくない。

腹の中は大騒ぎでも、顔はアルカイックスマイルでありたい。

武士は喰わねど高楊枝。

鷹は飢えても穂をつまず。

たとえゲリでも笑顔でビール飲んだる。

日本から持ち込んでいる薬で『根本解決にならない』ドーピングを施し、ふらふらになりながらオートリキシャに乗り込む。目指すは彼が泊まるメインバザールの安宿。

Lineで連絡を試みる。『今、向かっているよ』

いつまで経っても既読がつかない。

寝てるのかな？

オートリキシャはどんどん進む。荒い振動が腹に響く。

やはりLineの既読はつかない。
荒い振動が腹に語りかけてくる

振動『どうですか？　大丈夫ですか？　無理しない方がいいですよ？　さあ遠慮無く、自分を解放しましょう？』 

Taihei『僕は大人だ。大丈夫。僕は大人！　大人だ！　大人！』 

振動『まあまあ。たまには童心にかえって。自分を解放しましょうよ、ネッ！』 

 

『悪魔のささやき』との戦いになんとか勝利し、メインバザール到着。




 

『しょうがありませんね。ホテルまで行って、ねぼすけを起こしますか･･･』

などと思いながら歩いていて『はっ！』と嫌な予感が走る。

おそるおそる、予定を確認してみると

 

1日ずれとったー！！！！（彼が来るのは20日）

まだ彼、スリランカやん。

Facebookみたら、美味そうなカニ食べて笑顔をふりまいちょる。

何がスリランカクラブじゃ。

  

しょうが無いので帰宅。

本格的に体調が悪くなる。

下、上。大騒ぎ。

『これは本格的にヤバいかもしれん』

しょうがないので、根本解決になりそうな『パワフルな抗菌薬』投与

『効いて下さい効いて下さい』と祈りながら就寝。

起床　→　復活！　

丈夫って素敵だわ♪

今日こそ彼と遊んできます☆

14年ぶり！　楽しみ。

『山から遠ざかれば益々その本当の姿を見ることができる。友人にしてもコレと同じである』

〜アンデルセン〜
 

『友と葡萄酒は古いほど良し』

〜イギリスの諺〜

『友情は瞬間が咲かせる花であり、そして時間が実らせる果実である』

〜コッツェブー〜

『一人の人と友人になるときは、その人といつか必ず絶交する事あるを忘るるな』

〜石川啄木〜

『真の友は共に孤独である』

〜ボナール〜

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