日用品の買い出し。洗剤と塩を求めて散歩をすることにしました。
土曜日のデリーは、からりと晴天。
モンスーンが空気を浄化してくれたおかげで、爽やかな青空。
雨の季節は大変だけど、こういう日を運んできてくれるのは嬉しい。
半袖・短パン・リュックサック。裸の大将スタイルで出発です。
おにぎりが欲しいんだな。
とは言ってないけどね。
これはいったい何という花なのだろう?
垂れ下がりながら咲く姿は、少しだけ『藤』を思わせる
貼り絵の題材にしたいんだな。
とは言ってないけどね。
黒、白、茶色。暑いんだろうね、寝そべって、だらだらしている。
日陰も多いのに、どうして炎天下の中で寝ているのだろうか?
牛を見ていると落ち着く。
インドの牛は気性が大人しい。
というより、気性の激しい牛をまだ見たことがない。
スペインの闘牛みたいな牛の存在を疑う。この子達も怒らせたら、あんなに獰猛に走りまわるんかね?
ヒンドゥー教では、牛は『シヴァ神』の乗り物であるから『神聖』なのだそうな。
うーん、しかし。シヴァの息子『ガネーシャ様』は『ネズミ』に乗ってるけど、ネズミは殺すよね。
神様の格が違うって言われるのかもしれないけど
シヴァと同格の『ヴィシュヌ神』の乗り物は『ガルーダ』と『蛇』
ガルーダは神鳥で空想上の生き物なので置いとくとして、蛇は普通に殺しちゃう。
ブラフマーは『水鳥』に乗っている。水鳥も『牛のようには神格視されない』
不思議なんですよね。『シヴァの乗り物である』という以外に、『牛が神聖』と思われるに至った理由があるはず。
1つには角は『後光』や『頭部の光』の象徴という説。
日本では『鹿』が神格視されてますね。
『神話・伝承辞典』という本によると
・ 角は男性的生命力の象徴
・ 射精を押さえると、脊柱管をエネルギーが頭部に向かって登っていき、それが角として発現する
・ 角がある動物は、頭の中が発達し、それが外に出ていると考えられた
だそうな。
なるほどね、『鬼』もそうなのかもしれませんね。
そういえば『鬼子母神』という『神様』がおりますが。
この『鬼』の漢字は、正しくは『上のチョンが無い鬼』なんですね。
少しだけ『鬼子母神』の話を。
彼女はそれはそれは恐ろしい鬼で、次から次へと『赤子』をさらってきて喰います。
鬼のそんな行動を見ていた釈迦が、彼女の子供を1人さらってしまいます。
(鬼子母神は子だくさんでした)
鬼子母神『ガッデム!』
鬼子母神『わわわ、わだすの、だだだ大事な子供が。どこにも、そこにも、カッパーフィールド!』
釈迦『はっはー。おめー、自分の子供が1人いなくなっただけで、そのざま。プゲラ。おめーに喰われた赤子の母親は、どう思う? イメージ、想像、チェケラッチョ!』
鬼子母神『ガッデム!』
お釈迦様の説法を受け、鬼子母神は悔い改める → 角が抜ける
『角が抜けた鬼』は『神』を意味しているそうな。
『鬼』の漢字。『上のチョンが無い理由』はそういうものだそうです。
・・・しかし、お釈迦様も『無茶なこと』するよね。お母さんが子供のゲーム機隠すようなものかしら?
でも、彼は『超実践主義者』なので『分かってくれない人』には『かなり無茶に見えること』を色々と言ったり・やったりしたみたいです。
アナンダっていう高弟は『なかなか悟れなかった』ので。けっこうな勢いで釈迦に叱られたこともあったそうな。
『法は人をみて説け』なんでしょうね。伝えるために『色々な工夫を凝らした人』だったようです。
さて、そんな『鬼子母神』
現在は『子授け』『安産』『子育て』の神として祀られております。
ちなみにインド名は『カリテイモ』あら、お芋を切らしちゃったわ『借りて芋』と覚えましょう
散歩に戻ります。炎天下の中、散々歩き回って買いもの終了。
最期に立ち寄ったのはこちら
South ExtensionⅡ Cake Palace
友達の誕生日ケーキはいつもココで買っています。わりと(インド比)甘さ控えめで美味しい。
車 → わかる
靴 → まあ分かる
タージマハル → 分からん
それ、お墓だぞ! 君たち!
『みんなが爆弾なんて作らずに。キレイな花火ばかり作っていたら、戦争なんて起こらなかったんだな』
〜山下清〜
『(おにぎりが貰えなかったらどうするのですか?と聞かれて)
おにぎりが貰えるまで歩くから、貰えないってことは無いんだな』
〜山下清〜
『自然にいくのが良いんだな』
〜山下清〜
『正しい教えを知らないで100年生きるよりも。正しい教えを聞いて1日生きるほうが遙かにすぐれている』
〜釈迦〜
『沈黙している者も非難され。多く語る者も非難され。少し語る者も非難される。つまり、世に非難されない者はいない』
〜釈迦〜
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