私達が泊まっていたRIVATASホテルの隣には、3つ星のこじんまりとしたホテル『スーリヤ』がある。
このホテルは2016年3月、初めてバラナシを訪れた際に泊まったホテルでした。
ホテルの全部屋は、芝生に覆われた中庭に面していて、窓からその緑を眺めるのが嬉しい。
ガンジス川の周囲を一日中歩き、バラナシ商人のマシンガン営業を浴び続け、『アスファルトにベッタリと張り付くガムのような疲れ』がまたたく間に癒やされる。
これは2016年3月 HOLI祭(通称:水掛け祭り)の写真です。
当時一泊3000円くらいだったかな。
結構気に入ったホテルでしたが、色々な宿を見たかったので、結局それからは泊まらずじまい。
今回、図らずもホテルが隣通しだったので、『スーリヤホテルのBar』へ。
なんだかとっても懐かしい。
Taihei『そういや君。バツイチらしいね?』
オッサンA『お前もだろっ!!』
Taihei『最近さ、バツイチくらいだと全然珍しくないじゃん?』
オッサンA『まあ、そうじゃな』
Taihei『上げ底して、バツサンって言おうと思うのだが。どう思う?』
オッサンA『店員さーん。ピーナッツ追加で!』
Taihei『バルサンの方が良いかな?』
オッサンA『バルサン炊きたいのはこちら側だ!!
いぶすぞ!』
極めて学術的価値の高い会話で盛り上がる私達。
こういう記事を書くと『私の嫁ちゃん』に『むさ苦しいオッサン同士がイチャイチャしていてキモい』と褒められる。
素敵な会話と美味いビール、そして爽やかなスーリヤホテルの中庭。
私は『結構危ないところを冒険してしまう傾向がある』のと『出来るだけ身軽に動きたい』ため、可能な限り『1人旅』を続けていましたが。(巻き込みたくないから)
こんな風に『誰かを案内する旅』も良い物だな、と感じました。
かつて歩き回って見つけた『良いな』と思えるモノを、『求める誰か』に繋げて回るのは楽しい。
思えば『兄姉』や『私のBOSSや師匠達』、『友人達』も、よく自分たちが冒険したところを繋げてくれたっけ。大怪我しないように、できるだけ安全に楽しめるように。
・・・ありがたいなぁ。
さて朝日へ行こう。
Taihei『オッサンAよ。朝日は待ってはくれない! 5時起き厳守であるぞ!』
オッサンA『はっ!』
AM5:40
Taihei『おはよう!良い朝だね!』
オッサンA『はい!準備は万端です、行きましょう』
Taihei『おいおい、俺は今起きた所よ☆
慌てる乞食はもらいが少ない!
まずはトイレトイレと』
どうじゃオッサンAよ。
コレがインド式タイムストリームアタックじゃ!
去年インドのBOSSに散々やられた『素敵な時間魔法』をついに『お裾分け』することに成功。
いや、良いんだよ、オッサンA。俺は当然のことをしたまでだからさ。そんな、お礼なんて。ね、その気持ちは。君が『君の誰か大事な人』に回してくれたら良いんだから。
朝日の『か』の字も無い。
きっとオッサンAは日頃の行いが良すぎるので、ガンジス川に気に入られたのだな。
つまりガンジス川はオッサンAに『また来い』って言ってるのだよ。
ボートに乗る。
朝の少しヒンヤリした空気の中。ゆらゆらと川の流れが伝わってくる。
朝日は無いけど。とてもキレイでした。
とても冗談など言う気になれず。
オッサン2人は、ずっと無言で『それぞれの何か』に祈るのでした。
ありがとうガンジス川。永遠にバイバイ、バラナシ
『涙の川を泳ぎ切って〜♪ 旅は終わりを告げ〜♪』
〜YUKI プリズム〜
『十分辛くて初めて、人は幸せになるんです』
〜中島みゆき〜
『泣きながら生まれる子供のように、もう一度生きるため泣いて来たのね』
〜中島みゆき〜
『たやすく涙を流せるならば。たやすく痛みも分かるだろう。けれども人には、笑顔のままで泣いてる時もある』
〜中島みゆき〜
『この世で一番醜いのは人の心。そして一番美しいのも人の心です』
〜中島みゆき〜
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