インドの小児科
唐突ですが、子供達って不思議な単語だなって思いませんか?
子供の『供』は複数を表す言葉なので、子供で既に複数形のはずで。
単数形は『子』なはずなのですが。
複数形は子供達であり、単数が子供
これはやっぱり子供はわちゃわちゃ騒がしかったり、動き回ったりして
単数でも複数みたいな印象にせわしなかったりすることや
子供が集まったりしたら、もう大パニック的にチョロチョロざわざわする印象が
子供『達』という言葉に結びついたのかなぁなんて思います。
英語でも
childが単数で、複数はchildsでも良さそうなのに
あえて『children』と英語の世界においてもかなり特殊な変換をするのは
やはり子供にはそういう印象を与える何かがあるのでは無いかなと思ったりします。
『ren』の部分に、ヷチャチャチャを感じるんですね。
※ 注:ブログ主の勝手な想像ですので、真実は分かりません。
さてインドのちょっと郊外、政府管轄病院の小児科を覗いてきました。
一つの診察室(おそらく12畳くらいの大きさ)に、3つの机。
8人のドクターが座り診察。
当然しきりもなく、同じ部屋に25人以上待ちます。
診察室の外には長蛇の列ができます。
小児科なので当然『子供達』!
病院で見るインドのおこちゃま達はたいへん大人しくて、暴れ回ったりはしないのですが、もう喋る・泣く・笑う
うーん! child『ren』!
インドの他の科や手術室も色々と見てきたのですが
小児科の診察はとっても丁寧な印象を受けました。
ゆっくりお母さん達の話しを聴いて、しっかりとカルテを書いていました。
あんまり書けないけど、科によっては検診くらいのスピードでガンガン患者さんを診察します。以下に1例挙げます。
【スタート】
『ん?あぁ痛いのね』
『はいはい』ちょっと触る
『痛み止め出しとくから、治らんかったらまた来て』
【ゴール】
この間、カルテ作成も含めて実に40秒、ドーラもびっくり。
でも小児科はじっくり診察。
そうだよなぁ、ここに力入れないと。
結核と狂犬病で死ぬ子供達は、教育と上手な対応で確実に減らせるはずだし・・
頑張れインド!
何か上手い方法はないだろうか?
現在の私の仕事はそういうことを考える仕事です。
ところで狂犬病なのですが
インドの友達に聞いてみました。
私「ねえねえ、なんで毎年何万人も狂犬病で死んでいるのに、狂犬病の犬をなんとかしようとか、動物を隔離しようとかしないの?病院の敷地内に犬や猿がバリバリいるのはまずくない?」
友達「うん。えっとね、インド人は犬も猿も猫もみーんな尊敬してるんだよ。どっちが偉いとかじゃなくて、お互い一生懸命にこの星で生きている仲間なんだ。だから能動的に隔離したりとか、駆除したりって考え方はあまり馴染まないんだ」
・ ・・なるほど。
カースト制度についても色々聞いてみたいのですが、ちょっと踏み込みにくいエリアでして。
もうちょっと仲良くなったら、少しずつ、彼らの認識というものを教えて貰いたいなぁと思っています。
『可愛がられ、抱きしめられた子供は、世界中の愛情を感じ取ることを覚える』
〜ドロシー・ロー・ノルト〜
「子供にとって親の生き方こそ最高の教材になります。子供は『親の言う通りにはしないが、親のする通りにはする』からです」
〜ジョセフ・マーフィー〜
『子供っていうのは、可能性の生き物なんですよ。たくさんの選択肢を、毎日持っているんです。大人も実はそうなんですけどね』
〜宮崎駿〜
『子供向け番組だからって、僕らは子供を見下した内容にするつもりはない』
〜ウォルト・ディズニー〜
『小さな子供達は神様の命、多すぎるということはありません』
〜マザーテレサ〜
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