皆様おはようございます、こんにちは、こんばんは、Taiheiです。
今日は、挨拶から文章をはじめます。
インドの挨拶はナマステ。これは貴方を尊敬しています、という意味もあるそうな。良いですね、出会い頭になかなか言えません。『私は貴方を尊敬しています』
ところで英語のGood Morningはどういう意味か。
良い朝だね。良い日よりですね。というような意味だと思っていたのですが
雨でも台風でも雪でもGood Morningと挨拶をしている。
Bad Morningとは決して言わない。
長いこと疑問だったのですが、この2冊の本が解決してくれました。
『英文法を撫でる』 渡辺昇一 PHP新書
『講談英語の歴史』 渡辺昇一 PHP新書
(Kindle Unlimitedでタダで読めます)
Good Morningは I wish you a Good Morningの省略形なんだそうな
『貴方の良い朝をお祈りしています』が原形なんですね。
クリスチャンの国で生き残ってきた言語だから、挨拶にお祈りの精神が強いのかもしれません。
Merry Christmas
A happy new year
きっと全部同じなのでしょう。
ちなみにこの本には、イギリスの歴史と英語の変化についても書かれていて。
1066年にイギリスはノルマン人に征服されたため、イギリスの上流階級はみんなフランス人になる。彼らはフランス語しか喋らない。下層階級となったイギリス人は英語しか喋れない。
すると権力の力学的に、下層階級であるイギリス人がフランス語を覚えるようになる。
なので、フランス語から導入された言葉は、政府、贅沢な衣類・食卓関係、教会関係、裁判関係が多いのだそうな。
たとえば、duke(公爵) marquis (侯爵) baron(男爵)
government(政府) administration(行政) tax(税)
apparel(アパレル) gown(ガウン) collar(襟) pearl(真珠)
raisin(レーズン) grape(ぶどう) mustard(マスタード) roast(ロースト)
こんな風に貴族が使いそうな言葉はフランス語が多くなる。
私が面白いなぁと思ったのは。肉の呼び方で
sheep(羊)やox(牛)やpig(豚)はもともとある英語
食肉を表す、mutton(マトン) beef(ビーフ) pork(ポーク)はフランス語だそう。
つまり生きている動物の名前は、『農民が使う英語』が残り
『食卓にあがる贅沢品』は『貴族が使うフランス語』が残った
現在の英語はその点がかなり珍しいらしい。
Pigは食材になるとPorkとなり
Oxは食材になるとBeefになる
(他の沢山の言語では、『動物』を意味する言葉の後ろに、『肉』を意味する言葉を置いて表現するらしい)
それに従ってPig-freshというような表現をするとイギリス人は生々しくて嫌がるそうな。
ここから先は本には書かれていないことで、私の想像だけれど
上記のような歴史的変遷で『生きている動物を示す単語』と『食材を示す単語』が分かれ浸透したため、PigやOxにより活き活きした印象が刷り込まれたのではないかと思う。イギリス人がもともとそういう文化だったというよりは、言語変化が先だって起こり、次いで意識変化が起こったのではなかろうか。
ちなみに我が国も、イギリスと似たような言葉の使い方をする。
例えば、牛は『うし』だが、牛肉は『ぎゅうにく』と音訓が変化する。
それは仏教の影響があり、明治まで食物禁忌のようなものがあったことに由来する。
『うしにく』と呼ばないのは、禁忌に対する背徳感があり『なまなましさを避けた』という説がある。
これが本当であれば、『トンカツ』や『牛脂』などの呼び方は思想が先にあり、次いで言語に投影された例になる。
ちなみにGodなどの、民族にとって大事な言葉は『一切多言語の影響を受けなかった』そうな。やはり『God』はイギリス人にとって大切な神だったのでしょうね。
なかなか面白い本でした。
さて表題
『インド』VS『パキスタン』クリケット世界戦の決勝
インド人達と大騒ぎしながら観戦します! わーいわーい、お祭り大好き♪
これはチキンロール。
クレープの様な生地でチキンとキャベツが巻いてある。
これはチップス。
黒いのがオリーブ、ワックスみたいなやつはガーリックディップ。チップスですくって食べる。
↑シェフ(オーストラリア人の同居人)がフライドチキンを作ってくれた。
美味しい。
試合結果はインドの惨敗。ダブルスコアくらいつけられて負ける。
パキスタンの選手は一瞬だけ飛び上がって喜ぶと、全員で(多分)メッカの方を向き。頭を地面にこすりつけてお祈りをした。なにが?と言われると分からないけれど、ドキッとするほど美しかった。
インド人達はガッカリしたのか、酒に飲まれたのか、ソファーに轟沈。
シェフが優しく毛布をかける。
I wish you a good night.
この写真は戦いの爪痕でアル。
『戦いは相手次第。生き様は自分次第』
〜小野田寛郎〜
『視点を変えれば、不可能が可能になる』
〜ハンニバル・バルカ〜
『力を出し切ったから、負けても悔いないって言うやつおるやろ。アレは嘘や。負けたら悔い残るっちゅうねん』
〜辰吉丈一郎〜
『「できるわけがない」で大幅に改悪される。「つくれやしない」でまた大幅に改悪。こうしてわざわざ敗北を呼び寄せる』
〜スティーブ・ジョブズ〜
『読書は自分のあたまによらず、他人の頭をもって思索することである』
〜ショーペンハウエル〜

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